Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

動いて、聴く

普段は殆どこういったストレッチはしないが 足元が変わることで日常の立つ・歩くが変わると 全身の伸びやかさをはどう変わるだろうかと そしてどこかが自由になった時 どこにまだ解き放てる滞りがあるかも より...

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目が求める色

日差しから目を保護するためにサングラスを使用した方が良いのは知っていたけれど、暗すぎたり、薄い色でも色彩感に違和感があったりして殆ど活用していなかった。   でも、たまたま知ったネオコントラストという...

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麗らかさの中で

ツピーツピー シジュウカラの澄んだ声が潤った大気に響き渡り 目を閉じて耳を澄ませると 雀やキジバト、カラスの聴き慣れた声に混じって 遠くの鶯の囀りも聴こえてくる。   視覚を休ませて広がる奥行の中に ...

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縮図

丁寧に解した足裏と下腿で 歩く時の感触や重さの流れ方の違いを味わいながら 春の景色を満喫しつつ、スタジオまでの道のりを楽しんだ。   麗らかな天気という事もあるけれど 足には身体や心の有りようが反映さ...

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始まりの春

入学式の行き帰りの学生さんや 親御さんの姿を見かける事が多く 始まりの春を感じたこの頃。 進学や進級で学生の生徒さん達の環境もまた変化する季節だが 大学でのダンスのレッスンが更にハードになりそうなので...

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花冷え

雨に濡れた桜もまた美しい花冷えの1日 カレンダーも4月になったけれど ここ数ヶ月の時間の感覚は 長短というより、その濃密さが どこか常とは違ったからだろうか まだ特別な時間の余韻の中にあるよう。   ...

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介護するからだ

彼岸明けの日曜日は義父の墓参りを済ませ ここ暫く積読になっていた本を読んだ。   『介護するからだ』   細馬氏の眼差しを通じて描写される グループホームでの日々の営みからは 人と人との間にある言葉や...

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惜別の雪

名残りを惜しむような雪の朝、父を見送った。   ひらひらと舞い降りる大きな雪の一つひとつが、こちらに手を振っているかのように感じられた。   枕元の棚にある主を亡くした物達はどこか所在無げに見えるが、...

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会話

「また明日来るからね」という言葉に 父が小さく、でも幾度も頷いた。 それが私と父との最期の会話だったが ベッドサイドにしゃがみ込んで 臥した父の目線の高さで 目を合わせながら話せて良かったと思う。  ...

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出立

薄曇りの春の朝、父は安らかに永眠。   介護認定5の通知が届いた翌日だったが、わずか10日間でも願い通り自宅で過ごせ、訪問診療や看護の方々に支えられながら、家族で看取ることができて幸いだったと思う。 ...

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