
浮遊肋
2025/06/04
浮遊肋
ある程度胸部の可動性が改善してきたら、
パピーポジションで顎のワークを行うとき
脊柱の伸展や口を開くことだけでなく、
頭を下ろすフェーズでも
例えば、肩甲骨の動きに伴う浮遊肋(肋骨11と12)の動き、
胸腰椎移行部(第11・12胸椎、第1・2腰椎)の感覚や、
腰椎の描くカーブの頂点の位置の変化など左右の違いも含めてよく感じてみたい。
浮遊肋はその名の通り自由端で、1-10肋骨の様に肋軟骨と付着していず先端が遊離している。
が、その動きが制限されると呼吸はもちろん
コアマッスルの機能やアライメントにも影響が及ぶ。
動きを妨げている制限をとっていくことも大事だけれど、
胸郭がどの様に動くのかを分けて感じられることはとても大切だと思う。
胸郭の上部や中部の肋骨に比べれば短く、
また、その動きの感覚も捉えにくい骨かもしれないが、
その存在や小さな動きを感じられる事や、
背骨との連動を感覚できることはその一歩。
以下の動画にもある
「ポンプ・バケツ・キャリパー」のうち
浮遊肋はキャリパーモーション。
https://youtu.be/hwQ0AB058ew?si=9slMPBjs1ToCbTzi
キャリパーはその途中がカーブしたピンセットの様な器具だが
しなやかに動ける人はその浮遊肋の動きが臨機応変に上手く働いていると思う。
今週の一冊
電車の中で読んではいけない本だった(^^;;
でも、すごく面白い。
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