Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

カテゴリ「読書」の記事

尊厳

今、読んでいる尹 雄大さんの『聞くこと、話すこと。~人が本当のことを口にするとき』の中の一節で、「あ!この感じ…。」と先日観た舞台から受け、広がった響きを思い出した。   それは、尹さんが映画監督の濱...

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歩様

子どもの頃に読んだ『イシ-二つの世界に生きたインディアンの物語-』 それは少年少女向けのものだったと思うが、岩波現代文庫から別の版が出版されているのを知り、改めて読み始めた。   当時もかなりショック...

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未完の先に

「庭とエスキース」を読了。   他者を観、聴き、そして想い続ける。 帯にも書かれていたように、なんて誠実な持続なのだろう。 味わい深い写真と未完のその先にも思慮深く紡がれ続ける言葉たち。   まるで自...

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庭とエスキース

一冊の本との出合いが この春を潤していく。   人と人の間に紡がれるもの それは不在によって消えるものではなく その記憶を持つ人の中で深まってもいき また、他者を眼差す自己を 深めてもいるのかもしれな...

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雪景色

長田弘さんの本をもう幾度読み重ねただろうか。   削ぎ落とし、熟成された丹精な言葉 余白に満ちるものの響き。   読むことで潤う感覚や 時に襟を正すような居心地を与えてくれる 本のありがたみは年々増す...

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違和感のもと

最近読んでとても興味深かかったのが、2011年に出版された森本恭正氏の『西洋音楽論』。   私は例えばワルツステップでも踊る時にカウント、それも特に日本語として「イチ・ニ・サン、ニー・ニ・サン…」と数...

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急がば戻る

視知覚と原始反射は 密接に関わり合いながら 発達の過程を支えている。   どこかで滞るとき 伸び過ぎた枝葉を刈り取り 饒舌な言葉(或いは思考)を鎮め より根っこに近い過程を 歩み直してみよう。   も...

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