
6月
2024/06/01
今週の親子クラスは「ダンゴムシさんの深呼吸」と称して、身体を丸めながら呼吸を用いて胸郭の後ろ側を広げていくワークからスタート。
大人はワークの目的とか効果、エラーパターンなどが分かると安心するとかモチベーションに繋がる面はあるが(但し前頭葉の満足に邪魔され時には事前の知識がマイナス要素になり易い面も^^;)、子ども達はそれぞれの好奇心や想像力を刺激されるような要素を絡めると良い反応を示してくれる事が多い。
ダンゴムシのイメージは5歳児さんのやる気スイッチをオンにしたよう(笑)
そういえば雨上がりの日に同い年の孫と一緒に犬の散歩がてらいつもの公園に行った際も、沢山のダンゴムシに興奮していたり、家でダンゴムシ怪獣とか言いながら遊んでいる動画を娘が送ってくれたりもしていた。
私自身のこの年代の記憶は余り無いのだが^^;、何か惹かれるものがある身近な虫なのかな…。
親子クラスなので子ども達には後者の要素を、親御さんにはご家庭でのフォローに役立つよう前者の目的や効果についての情報を適宜織り交ぜながらレッスンを進めていった。
その後にコアクレードルも用いて反る方向の動き、側面を広げる動き、肩甲骨周りをほぐしていく動きなども入れて胸部を解放していくワークをメインに。
最後にずり這いも行ったが、お母様が
「あれ?なんだかこの動きもいつもより楽!」と
胸部のしなやかさによって変わる動きを感じ取っていらした。
「今日はすごく解れて身体が軽く楽になりました〜!」とも。
知らず知らずのうちに硬くなっている胸部。
解れてみて初めてそれがどれだけ呼吸にも動きにも影響していたかに気付けるものかもしれない。
ずり這いなどは特に胸郭のスライドがスムーズに運ぶことで、動きの繋がりも良くなることが実感しやすいと思う。
7歳児さんはクレードルの上で背骨を伸ばすワークが「気持ち良くて寝ちゃいそう」と言ったり、「肩が下がって腕が長くなった〜」と嬉しそうに鏡に映る自らの姿を眺めていた。
彼女はまだ幼いがそういうちょっとした変化に自ら気付ける視点がある。
またクレードルに乗ってアームスを大きく動かしていくワークでは、「あ!泳いでるみたいだね〜♪」と言いながら、見立ての水中の世界を楽しんで味わっていた。
まだ身体もしなやかな5歳児さんはクレードルの上でバランスをとりながら足首を動かすエクササイズがやはり楽しいようで、前庭系への刺激になる様なワークを身体が欲しているのだなと感じられた。
日頃はどちらかというと子ども達を中心においたレッスンだけれど、たまには今日の様にお母様の癒しに役立ちそうな内容に比重を高めた日もある事で、お勤めや家事育児等日常の疲れをリセットして、また元気に子ども達との週末を楽しんで戴く事につながればと思う。
日々変わりゆく紫陽花の彩りを楽しめる季節になった。
樹々のざわめき、鳥達の鳴き声、肌を撫でる風、雨上がりの土の匂い等、五感を満たしてくれる身近な自然を味わうひと時が愛おしい。
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