
水と身体と動き
2024/02/10
世の中には、本当に様々なアプローチがある。
最近非常に面白く感じているのが、笹井信吾さんという方が提唱なさっている「水を口に含む」ことで感応する身体を感じること。
体験を既知の枠組みに嵌め込んで断片化させてしまいがちな解釈を傍に置いて、ただただ動きの質感の変化を味わう事が楽しい。
確かに目の動きの滑らかさも変わる。
ただ坐るという時の意識の鎮まり方も、どこかスムーズ。
そして連続したプリエとルルヴェで試してみても、特に上昇と下降のフェーズの切り替わりや、床から踵が離れる・床に着くの瞬間がより滑らかになるとか、ちょっとしたインプロを踊ってみても何かが違い、身体の動き方や床や空間と身体の境界面のありようが変わる様な居心地になる。
その「何か」を余り言葉では括りたくないが、僅かに含んだ水によって引き出される未知の感覚との出合いがとても面白い。
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