Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

昨年の夏実家の両親が越した家の庭は、しばらく十分な手入れがなされていなかったことで背の高い雑草類とドクダミのジャングルの様になっていたので、引っ越し後は私も休みの度に足を運んではその手入れも行ったり、母も米のとぎ汁などを撒いたりしてきたのだが、春の訪れとともに咲く花たちによってその土地のエネルギーが変化してきているのを感じたりもする。

膝の高さを超えるくらいの雑草類に覆われていたところには、今無数のオオイヌノフグリが美しい青の世界を広げ、隣家との垣根のあたりにはラッパ水仙、日陰の斜面にはクリスマスローズなども咲き、梅や椿などの樹々たちも随分と元気になってきた。

雑草で診断!その土で野菜は育つのか?【畑は小さな大自然vol.7】

によれば、イヌノフグリが咲くということはほとんどの野菜が育つ土壌になってきたということかと思う。

その記事の中でも「雑草にも生えている意味がある」と書かれている通り、厄介だと感じた背の高い雑草類もまた、ミネラルを補給する役目を担っていたのであり、良し悪し美醜でその価値を勝手に括っているのは私たち人間なのだ。

小さな庭に生じていることからも、大自然というダイナミクスの中での多様性の意味、与贈循環ということを強く感じさせられる春だ。

共存在原理の証明

共存在への祈りとしての与贈

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