Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

転がる動きには

基本の寝返りのような前額面の動きもあれば

矢状面の動きもある。

ダルマさんのように転がる動きもそうだし

ダンスや新体操であれば

下図のBCの動きもそうだ。

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明日の中学生さんのレッスンでは

矢状面の転がりも含めた

コンビネーションのワークを行う。

肩関節の安定化や

インナーユニットとハムストリングスの活性化

大腿四頭筋のダイナミックストレッチに

ダイナミックアーチのワークの要素もあり

行って気持ちよく、目覚め、

また転がる楽しさもあるコンビネーションだから

私もよく行う。

 

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そういえば、先日の口呼吸と鼻呼吸の記事から

学生の生徒さんが更に考えを進めて

ひとつの発見をした。

 

鼻呼吸の時と口呼吸の時では

横隔膜の動き方が違うと。

 

そう、口呼吸より

鼻腔という小さな二つの穴を通して呼吸する時の方が

横隔膜がよく動かないだろうか?

 

知識として知ることもできるけれど

自ら考え、試し、発見していくことは

とても尊いことだと思う。

 

個人差や運動等によっても変わるが

1日におおよそ2万~2万5千回も行っている呼吸の際の

その働き方の違いが積もり積もったら

横隔膜の機能にも少なからず影響は出るだろうと思う。

 

また、横隔膜は腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群と並んで

インナーユニットとして身体を安定させる働きを担っているから

姿勢や動きにももちろん関係してくる。

 

そして、鼻呼吸は一酸化窒素を増加させる。

(一酸化窒素は少なくとも生理的条件下では圧倒的に鼻腔・副鼻腔 が多く産出するそうだ )

一酸化窒素は、殺菌作用があるため気道を清浄に保ち

病原菌から身体を守ってくれるだけでなく

血管の拡張作用があり

肺や心臓の血液循環を助け、

全身の血流がスムーズになることにも繋がる。

 

腹腔内には乳糜層、胸管や右リンパ本幹などもあり

リンパ管には心臓のような大きなポンプがないので

呼吸や人の動きを通じた横隔膜をはじめとした

筋肉の収縮・弛緩によって生じる圧力の変化は

リンパ系のポンプの役目も果たしているので

鼻呼吸をして、横隔膜をきちんと機能できることは

免疫システム上でもとても大切だと思う。

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