美しい移乗
2021/04/14
今日のレッスンは
介護のお仕事をなさっている方とのひと時。
伏臥位、仰臥位から座位への動きを
いくつかのパターンで行なった。
例えばスイスやドイツの看護学校の
授業に組み込まれてもきた
キネステティクの本の中に
支える動き(主に体位を保持するのに使われる動き)と
運ぶ動き(手足を定めたところに運ぶ動き)とに
分けて記された骨格図なども掲載されているが
どこでどのように身体を支え
重力や自らの重さと構造を活かしながら
楽に体位を変えることができるかということを
「身体が知っている」ということは
介助すること、されることの質にも
関わってくるものだと思うから
図を見て理解する知識としてではなく
まずは動いていく中でその2種の動きを
感じ分けてみていただければと思った。
すでに職場で「美しい移乗(支援)でした」と
そのトランスファースキルを評して戴いたという生徒さんなので
(つまり、双方が機能的に動けるトランスファーだったということかと。素晴らしい!)
今日お伝えしたワークの中でも
ご自身の支える動き、運ぶ動きの質を
更に磨いて戴ければ
教科書どおりではない
様々なシーンがある現場で活かされていく面も
あるのではないかと思う。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント