Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

「美しい日本」という言葉が

キャッチフレーズに用いられて

寧ろ、その美しさを削がれていっているように

感じてしまう。

 

美しきものがあるとすれば

それをことさらに言挙げしないところが

美しさだったのではないだろうか。

 

生命を脅かすかもしれないものを海にまく

その行為には美しさの微塵も感じない。

 

花綵列島というかつての美称から

どんどん遠ざかっているようにしか思えない

今のこの国の流れを憂いながら

この映像を観るとなおのこと悲しくなる。

 

花綵(はなづな/花を編んで作ったつな)のような形に配列している列島。アリューシャン・千島・日本・琉球の各列島をいう。弧状列島。(コトバンクより)

 

 

そんな時

美しい日本の気配に触れたくなる。

美辞麗句が並んだ言葉などではなく

ものづくりをする方の内から

ふっと立ち昇ってきたような言葉に

作品に、生き様に。

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今、私たちが心に刻まねばならないのは

「美しい日本」ではなく

「美しくあれ日本」なのだと思う。

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