Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

「這う」動きに関係の深い中脳赤核。

運動野と脊髄の中継部位でもあり

小脳へのフィードバックの系の中継部位でもある。

赤核

赤核は中脳被蓋の内側部に位置し、鉄分を含有するためピンク色の外観を呈する。赤核は対側の小脳核から上行性投射を、大脳皮質運動野から下行性投射を受ける。大細胞性赤核と小細胞性赤核に分類されるが、ヒトでは大部分が小細胞性であり、同側の下オリーブ核や網様体に投射する。大細胞性赤核のニューロンは脊髄に投射する。このような線維結合から、赤核は運動野と脊髄の間の中継部位として(皮質―赤核―脊髄路)、また、下オリーブ核を介した小脳へのフィードバック系の中継部位として(赤核―オリーブ核―小脳路)、運動制御に関わる神経核であると考えられている。

脳科学辞典 「中脳」のページより

 

その赤核について系統発生的観点からのレビューに掲載された図を見ていると、

本文中にもあるように赤核の発達の程度は

脊椎動物の系統発生の過程と一致していることが、

図中で(赤核が)赤く示されたことによってビジュアル的にもわかりやすく、

生物はその種全体の発達段階を、もう一度反復して成長するものなのだと改めて思う。

Img_8489

https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/28/3/28_258/_pdf より

  

  

赤ちゃんの発達過程をやり直すことは

系統発生の過程をやり直すことでもある

そんな風に考えると尚のこと

私はせめて這うワークの間は、

自分のちっぽけな思惑でどうこうしようとするより、

反復の中から自ずと生起してくる働きとその調和にただ意識を澄ませ、

太古の昔から連綿と刻まれているかもしれないものに委ねて動きたいと思ってしまう。

 

 

太古の昔といえば、以下の「盲視」に関する記事も興味深いが、

見えていない、見ていないようで脳が捉えているもの

聴こえていない、聴いていないようで脳は捉えているもの

(近年の研究によると、ヒトの可聴域と言われる20Hz〜16000Hzよりずっと低い周波数も脳は認知しているのが脳波に示されているという/大黒達也『音楽する脳』)

意識で認識できていない多くのものにも支えられて、或いは包まれて

きっと私たちは生きている。

https://www.brainscience-union.jp/trivia/trivia1800

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