Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

長い進化の歴史を経て2足歩行になった私たち人間

例えば大胸筋のように

立ち上がった故のねじれがあったり

(それは正常なのだけど)

四足歩行で求心位に適合するようにつくられた股関節を

靭帯や筋肉で支えながら二本の脚で立ち

暮らしているわけだから

そこで何か不具合があったり

伸び悩むようなことがあれば

四つ這いに戻ってリセットし

球関節が適合する動きを学びなおすのが

シンプルに、でも理に適ったことなのではないだろうか。

  

前回の投稿で引用させていただいた三木成夫氏は

生命の本質は「ねじれ」であろう

とも仰っている。

そのあたりのエピソードは、私が拙く語るより

知の巨人、松岡正剛氏が見事に編集された記事を

ご覧いただくのが良いかと思う。

 

https://1000ya.isis.ne.jp/0217.html

 

 

長い進化の歴史の中で見れば

私たちの二足歩行は

まだ初心者マークをつけているようなものなのかもしれない。

 

そして、やっとの事で立ち上がった人間にとって

バレエが求めるターンアウトは

股関節のねじれの究極系とも言えるような気がするのだ。

 

究極を目指す前の時点に課題が残っていれば

違う何処かがねじれてしまう。

違うねじれを抱えたまま酷使し続ければ

ダンス生命にも支障が生じてくるだろうし

もっと長いスパンで見えば

それはQOLにも大きく関わってくること。

 

だからこそ、発達の過程、そして進化の過程を

おさらいするところから始めてみませんか

というのがナチュラリゼーションの提案。

 

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