
本とのブラインド・デート
2021/11/19
タイの短編集を探していて
ふと目にとまった美しい表紙の本。
クリン書店(กลิ่นหนังสือ)という
オンライン書店でのみ販売されている
フリーランスのライターMoonscapeさんの作品
『作家とシェアハウスに住む(อยู่แชร์เฮาส์กับเหล่านักเขียน )』
ここに滞在するのは
作家か出版社だけという条件の
風変わりな老婆が所有する
3階建てのシェアハウスのメンバーの
様々な物語だそうだ。
その背表紙にある言葉にも
また、「本とのブラインド・デート」という
表紙や名前(タイトルや作家名)だけで
本を選ぶのではなく
例えば、
「あなたが新しい人生を望むなら 変化を恐れないでください。人生はただ一つの人生です 時間は逆流せず、今だけです。」
といったような、
その本を紹介する
メッセージカードが添えられ、
紙に包まれた本を買うという
ユニークなシステムにも
とても心惹かれるものを感じた。
"เหนือสิ่งอื่นใด ฉันปรารถนาให้พวกเธอมีความหวัง ยามที่โลกมืดมนไร้หนทาง อย่าได้ลืมว่าเราเคยก่อกองไฟที่ยิ่งใหญ่ในสวนหน้าบ้าน อย่าได้ลืมเท้าเปื้อนโคลน กระโปรงปลิวลมและแขนขาที่เริงระบำให้แก่ชีวิต"
-คุณยายการเวก-
とりわけ
私は彼らが希望を持つことを願っています。
世界が暗くて無力なとき
私たちはかつて
前庭に大きな焚き火を作ったことを
忘れないでください。
泥だらけの足を忘れないでください。
風に吹かれるスカートと手足が
いきいきと踊ります。
カルウェグおばあさんの言葉
焚き火を囲んで、裸足で踊ることのできる共有空間。
私は、そんなスペースを持っていないけれど
でも、例えば毎月の自習会などはせめて
教える、教えられるという括りのないところで
集い、時に語り合いながら動く
そのような居心地の「場」であることを願って
続けてきており
何かそうした縁側的な場で
相互の中に自然発生的に生まれるものが
大切なように感じている。
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