小さな問題
2021/12/16
その日のレッスンが終わって
中学生の生徒さんがふと思い出したように
「大きな問題というわけではないのですけれど・・・」
と、スパイダーのワークの中で感じた
股関節の動きの左右差について
疑問に思っていることを話してくれた。
その差異が
胸郭と骨盤の位置関係を見直したり
胸郭の形状をニュートラルにする働きを
保ちながら行って行ったらどう変わるのかを
確かめていく。
そう、以前2番や1番のプリエで
それと似たようなことを感じ比べたことがあったよね。
スパイダーは骨盤前傾位を保ちながら行うし
重力のかかり方もプリエとは違うけれど
とても良いところに気付けたのではないかなと話した。
長田弘さんの
「あのときかもしれない」という詩の中に
こんなフレーズがある。
「なぜ」と元気にかんがえるかわりに、「そうなっているんだ」という退屈なこたえで、どんな疑問もあっさり打ち消してしまうようになったとき。
・・・そのときだったんだ。
そのとき、きみはもう、一人の子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。
長田弘 「あのときかもしれない」/『深呼吸の必要』 晶文社
小さな問題を、元気に「なぜ」と考えられるのは
とても素敵なことだと思う。
寒波到来で寒い週末になりそう❄️
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