
すすはらい
2021/12/15
今年も残り半月ほどとなり
「煤払い」という言葉に残っているように
1年の汚れや厄を払って
清々しい空間、そして心身で
新たな年を迎えたいと感じる時節。
13日に何か無性に掃除がしたくなって
すすはらいという言葉を思い出したように
それは歳時記というより
もっと私たちの心身に根付いた
リズムのようなものなのかもしれない。
掃除という行為は
思考や感情に溜まったホコリも
掃き清めてくれるようなところがあるが
床を拭くような作業は
ロッキングや這う動きに通ずる運動でもあるし
掃除という作業の中での身体操作を
探求するのもまた楽し。
正絹と竹で作られたハタキのような昔ながらの道具の
空間や物と身体への馴染みの良さを
実感できるひと時でもある。
身の回りも、身の内も
清々しく1年を締めくくり
新たな1年を迎えたい。
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