この春の楽しみ
2026/03/18
学び
週2回の「脳の授業」と月1回のケース検討会で学ぶ時間が楽しいこの頃。
基礎コースの時は「書く」ことも結構したけれど、脳の授業の30分はとにかく「聴く」ことに集中。
このところは前庭系がテーマだが、とにかく浴びる様に触れ続けるということができる機会があるのがとてもありがたい。
姿勢反応や眼球運動、小脳との関わりだけでなく、認知機能や情動反応とも関わっているという視点や、春光先生の臨床でのエピソードがとても興味深かった。
読書
今読んでいるのは、
伊藤 亜紗『体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉 』
これがなかなか面白い。

つまり、「体が完全に意識の支配下にある」という仮説が、そもそも間違っていたことになります。実際には、私たちの意識は、自分の体を完全にはコントロールできていない。
そして、だからこそ、私たちは新しいことができるようになる。
「できないことを意識できない」というジレンマを超えるジャンプ。これを可能にしているのは、まさにけん玉や幻肢痛の例で見てきたような、体の「ユルさ」です。体にはユルさがあるから、意識の裏をかいて、「思いがけずできちゃう」という可能性が開かれる。
体は、意識を超えて「ゆく」のです。つまり、ジレンマを超えられる。体は日々、意識にとっては未知なる領域に飛び出るジャンプをしています(図1)。
「できなかったことができるようになる」とは、端的に言って、意識が体に先を越される、という経験です。つまり、「できるようになる」の中に、すでに「負け」があるのです。
(同書 10p)
そして、この本の中でも「オノマトペ」について触れられているのだが、偶然にも移動中の読書で持ち歩いているのが『言語の本質』だったりするので、そちらの読書も更に楽しくなった。

まわり道
ミモザや菜の花の黄色、ユキヤナギやハクモクレンの白。
いつもと違う道を通って出合う花たちを眺めるのもまた楽しいこの頃。


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