Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

先日母の買い物のお供をした時

「これ、読みたかったのよ。」と

佐藤愛子さんの近刊を2冊ほど買い求め

そのうちの1冊を

「先にあなたが読んでよ。」と

半ば有無を言わさず手渡された^^;

 

せっかくなので

静かなクリスマスイヴに

母の推薦図書を読むことにした。

 

『98歳。戦いやまず 日は暮れず』

雑誌で連載されていたエッセイをまとめたものだが

母が「この人の文章、一番好きなのよ。」という訳が

歯に衣着せぬ小気味良さのある文章に触れていて

とても腑に落ちる気がした。

つまり、どこか似ているのだ^^;

  

母はまだ80代だが

佐藤愛子さんの綴る「老い」の感触を

90代の父や義父母の様子と重ねながら

ああ、こういう感じだったり

見え方だったりするのかと思うと同時に

時折登場する娘さんの心情を想像してみたりしながら

イヴの晩は更けていった。

 

つかの間雪もちらついたクリスマスの晩は

大人の方のすすはらいレッスン。

年末年始も返上でお仕事とのことなので

ここ暫くの間の疲労をリセットしつつ

3ヶ月先の舞台に向けて

下地づくりのワークなども含めながらのひと時を過ごした。

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