
謹賀新年
2022/01/02
情報空間に溢れる言葉たちに
翻弄されないように生きていくのも
容易ではないご時世でも
心が時代の奴隷になってはいないだろうか
ということを繰り返し自身に問うということを
昨年も繰り返した1年だった。
「わからない」という地点に留まり
判断や解釈を急がないということが案外、難しく
自分の信じたいものや価値観に
或いは、居心地の良い意見に
靡いてしまいがちなのが
私たちなのだろうと自覚しつつ
判断や解釈以前に生じる違和感を
感じ取る野生的な感性のようなものが
せめて少しでも錆び付かないようにあるために
私にとっては
原初の動きに集中する時間がやはり
心身のゼロポジションへと立ち戻り
都度バランスを見出すひとときなのだと思う。
澄んだ青空が広がった令和4年の元旦
太陽の光の力強さを温もりとして受け取りながら
樹木の梢にある無数の小さな膨らみに
その内を巡っている生命の働きを感じつつ歩く
そんな小さな習慣を通じたリアルな感触を
今年も大事にしながら過ごしたい。
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