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左手の音を聴く
2024/11/28
出張講座の帰り道に車を運転しながら
街道沿いで光を受けて金色に輝く銀杏や
楓のオレンジ…
散りゆく落ち葉のカラフルなダンスに
瞬間の美を堪能しつつ
その時かかっていた
Rudovico Einaudiのミニマルな音楽が
その眺めと妙に調和しているように感じた。
そんな時はメロディを奏でる右手の音より
繰り返される左手のアルペジオが
寧ろよく聴こえてくる。
左手の奏でる音が舞い散る落ち葉たちに寄り添うなら
右手の音は葉の彩りを際立たせる光や
動きを誘う風かな…そんな事を思った。
ナチュラリゼーションのシンプルな動きの中で
自分が無意識のうちにしていることに
気付くようなシーンが度々あるが
そんな時もふと左手の音が
旋律よりも浮き立って聴こえてきたような
そして、その無意識のうちの操作を削ぎ落とした時
もっとシンプルに心地よく馴染む和音を
見付けたような感覚になる。
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