非日常的月間の徒然⑨
2020/04/27
自粛生活が始まって必要になったのが、私の場合はワイヤレスのヘッドホン。
狭いスペースに家族が巣篭もりし続ければやはり何らかのストレスは生じるものだが、TVっ子として育ったパートナーと、もし一人暮らしだったらまずTVは買わないだろうという私とでは、流れ続けるメディアの音に対する感覚も違う。
居眠りしているから、この時とばかりにTVを消すと「なんで消しちゃったの?」と速攻気配で起きるというくらいBGM化してしまえる人と言葉を聴くということにどちらかというと敏感になってしまう私との違いで、どっちもどっちなのだが(笑)
現状で私にはそれが一番のストレスになっていると感じたので、解決策として比較的リーズナブルなものを買い求めてみた。
ヘッドフォンなんてうん十年ぶりなせいか、この程度の機種でもなかなかに快適で、MacやiPhone経由で好きな曲やタイ語学習用の音声などを聴いていると、iPhone付属のイヤホンではあまり聞こえてこなかった音なども前面に出てくる感じで、これはこれで新鮮。家庭という最小単位の社会の中での平和的共存の一助になりそうだ(笑)
それでも静寂を味わいたいときは、朝6時前の人気の少ない時間帯に散歩をしたり、日光浴を兼ねベランダに小さなチェアを出してボーッとしたり、鉢植えのバラたちの手入れをしたり、実家の庭で土いじりをしたりするわけだ。
(寒さや暑さの厳しい季節じゃなくてよかった)
今のところ東京の自粛要請は欧米のロックダウンに比べればはるかに緩やかで、賛否両論があるが、環境も文化も違えば個々の持つ因子も違う中で何が正しく、何が幸いするかもわからない。
比較的均質に感じられる大手メディアの論調には些か違和感もあるので、例えば以下のブログのような様々な声に耳を傾け視点を動かしながら、判断を急がず長田弘さんの「49%のノーを胸に、51%のイエス」あたりのところで揺れていられることが、今私個人的には塩梅の良い状態かもしれない。
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