Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

出張帰り車を運転しながらラジオを聴いていたら、リスナーさんからの投稿で新一年生の6歳の息子さんが、この休校中にできるようになったことについての話題があった。

ピカピカの一年生の学校生活はお預けになってしまっているけれど、料理や掃除といった家事の手伝いのスキルが上がり、ストレッチで身体がすごく柔軟になり、逆立ちができるようになり・・・と、とにかくたくさんのことができるようになったのだそうだ。

想定外の時間が奪ったものだけではなく、与えたものにも眼差しを向けていらっしゃる親御さんとお子さんの姿を想像しながら、ふわりと和らいだ気持ちになった。
新しいランドセルを背負って子どもたちが安心して学校に通え、屋外でのびのびと遊べる日が戻ることを祈りながら。

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今日はパートナーが洗車していると、そこから数メートル離れた木にカラスがやってきて「カア」と鳴くので、真似して「カア」と応えたら、何やら掛け合いのように「カアのキャッチボール」になったという。

私は途中から愛犬を日光浴兼自宅前の道を散歩させに出たところだったが、確かにカアと言えばカアと答える(笑)普段はちょっと怖いくらいの感覚だったが、そうしてみると何だかお茶目で可愛い。

愛犬とともに暫く家の前の道を往復していると(全盲のワンコなので、遠くへ行くことより慣れた道を往復する方が安心らしく歩くペースも早くなるから)、先ほどのカラスが今度はお隣の家の庭先にある平たくて大きな陶器の鉢に溜まった水で気持ち良さそうに水浴びをしていたので、「あなた、もしかして水浴びがしたくて側に来てたの?」と声をかけたら、チラリチラリとこちらの様子を伺いながらもまた水浴びを続けていた。

それからまた暫くすると、先ほどの木に戻ってきて毛繕いをしながら羽を乾かしつつ、またお互いにチラリチラリと相手を観察しつつの時間が続いた。水を落とすためかパタパタっと羽ばたいた後にちょっとバランスを崩したりと案外マヌケな姿も見せてくれ(笑)、ほんの少しカラスと親しくなったような午後だった。

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