アラベスク
2020/05/18
バレエには様々なパがあるが、「アラベスク」は特に幾何学的な観点から探求する面白さのある動きだ。
リンカーン・カースティンのテキストにあるこの図は有名だが、その黄金比の図の中に出てくる草の蔓模様のようなエネルギーの流れを、目に見える身体から空間へと拡張してみたり、あるいは「アラベスク模様」の連続性からイメージしてみたりもする。
そして、逆に縮小して捉えてみることもある。
例えば足のアーチとして捉える時は、足裏が引き上がるアーチの頂点から、踵、甲を通ってつま先へと抜けるアラベスク模様が拡張していくというのが、「つま先を伸ばす」という動きの中で、私が感じているエネルギーの流れだ。
先日は中学生の子に、その拡張する感覚に必要な要素をレッスンしてみた。
少しアラベスクが見えてきただろうか。
「踵を忘れるなかれ」だ。
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