
読了
2020/09/29
このところ少しずつ読み進めて来た『2013』をようやく読了。
とはいっても、それは一通り読み終えただけに過ぎないし
むしろここから考え
そして経験し直す試みが始まるのだろう。
比較的スムーズに読み進められるところと
停滞してしまうところ、保留せざるを得ないところがくっきりと分かれて
それはやはり
これまでの人生で少なからず関心や問いを抱いて
何らかの形で触れて来た分野と
私には分かるまいと避けて通って来た分野の
表れでもあるように思う^^;
が、その門外漢意識の壁に
小さな穴をまずは開いてくれるような引力が
そこにはあった。
ただ、その内容が分かる分からないを超えたところで
自分の中の何かが反応して
読み終える頃理由も分からず涙が流れ
その後も暫くは胸の奥で反応しているものの
小さな収縮のような余韻が止まらなかった。
なぜ、涙が出てくるのか分からないけれど
どこかでわかっている<わたし>がいるのかもしれないとも感じた。
そんな自分にも理由が分からない涙の源の気配のような
胸の奥の疼きの感触には覚えがあり
多分その5〜6年の時間の体験が
結果として後の人生を大きく動かしたように
今また再び、分からなさを抱えつつも
考え、そして経験し直していくことを
未だ気配の強度、あるいは密度のようにしか捉えられない<わたし>が
望んでいるように思えてならない。
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