Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

次のアウトドア・セッションは

「水の時間」が良いとリクエストがあった。

そう、海の水がまだあまり冷たくならないうちに

波打ち際や浜辺で動くのも面白そうだ。

 

天地のはざまに満ちる大気と

水の脈動を感じながら

どんな動きが表れてくるのかと

想像しただけでも

身体が動き出す。

 

未熟な水から

成熟した水へと成長するかのような

今の彼女とのひと時が楽しみだ。

 

静止した水は受動的である。それは形がなく生命がないように見える。しかし動き始めるやいなや、多数の構造面が生じ、神秘的な渦巻き状の小さな構造をいくつも作り出す。水の本質は動くことにある。活発になると生きた状態となり、動くことで、生命をもたらす潜在力(ポテンシャル)が現実のものとなる。
未熟な状態の水は貪欲にミネラルを吸収する存在であり、山の泉のように成熟してはじめて、環境が渇望する栄養を周囲にもたらすことができる。

アリック・バーソロミュー『自然は脈動する――ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察』

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