
喜び
2020/10/18
先月末頃には壁から手を離して
恐る恐る1〜2歩歩き始めた孫が
このひと月弱ほどの合間にも
随分と勢いよく歩くようになったようだ。
ワイドスタンスの一歩一歩に
歩む喜びが弾けている、そんな姿だ。
高這いはしないで歩き始めたようだが
日々の暮らしの中で、遊びの中で
高這うような経験が
たくさんできますように。
何かができたという喜びを
手を叩くという行為によって
表現することも覚えたようだ。
そうして手を叩きながらも
積み上げられた積み木の中に
全身全霊が宿っているかのような姿に
小さな感動を覚えた。
暗い土の中から 種が芽を出します
風の力にふれて 葉をひろげます
そして日の光をうけて ゆたかな実を結びます
そのように心の種は からだの中で芽を出し
そのように魂の力は 世の中に向けてひろがり
そのように私たちは 精神の光の中で
ゆたかな実を結ぶのです。
ルドルフ・シュタイナー『食前の祈り』/シュタイナー コレクション1 筑摩書房
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