
メンテナンス・セッション
2020/12/10
捻挫後バレエに復帰してから、どうも足首の前側につまり感が生じて
プリエがしにくいという方のメンテナンス・セッションを行なった。
トゥシューズのリボンのように
足首を支えている支帯の部分で下層を走行する筋腱との間で
癒着等が生じて滑走不全が生じ
距骨の動きに影響して
そのような症状になるようなことがある。
捻挫や骨折の後
比較的早期に足指を動かすようなリハビリを行うのは
そうしたことの予防も理由の一つだが
リハビリの時間を設けられないと
医師に指導を受けても
高齢患者はあまりやらなかったりするのだろうなあというのは
母を見ていても感じることだ^^;
健側の方で足指の動きをやらせて
その動きで足首周りや下腿の筋の動きを感じてもらい
結構内部で動くものなんだということが実感として分かり
長く動かさずにいると癒着して足首が曲がりにくくなったり
今後のリハビリが大変にならないためにも
その小さな動きでも筋を滑走させ
間質液の循環を促すことが
今は大事なのだと事細かく説明して
ようやくやってくれるようになった。
上の図の伸筋支帯以外に屈筋の支帯もあるが
背屈や底屈の動きだけでなく
面白いもので、膝にも案外と影響が出ているようなこともあり
下肢のアライメントを整えていく上で
よくチェックするところだ。
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