Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

ナチュラリゼーションの導入初期には手のワークをよく行う。

十分に開くことができなくなった掌のリリースと同時に

指一本ずつを回すような分離運動

母指とそれ以外の指それぞれの対立運動などを通じた

対立筋の促通といったリハビリ的な要素を含んだワークだ。

 

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これも最初の頃は親指が大きく開かなかったり

小指対立筋が働かないのを代償して

小指のDIP関節を過伸展させたり

屈筋を過剰に動員するような動作が生じて

DIP関節やPIP関節を中間位に保てないようなことがままある。

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目に見えるのは手の動きではあるが

肘関節や肩関節、肩甲骨などの働き方が徐々に変わってくると

同じ動きを行なっても

いつの間にか以前より滑らかに動くようになっていたり

前腕の深部で働く筋の滑る動きや

前腕の二本の骨の動きがよく感じられたりといった変化に

気付くこともある。

  

手のアーチを育むワークというと

ついつい掌側の縦横斜めアーチばかりを考えてしまいがちだが

例えば、上の写真の左の動きと右の動きで

甲側の描く孤はどう違うかを考えてみたことはあるだろうか?

今週、そんなことに気付いた学生さんは

改めて「足と同じだ〜!」と叫んでいた。

そう、

自分で見出す前に「足と同じだよ。」と教えられて

「そうなのか〜」とわかったつもりにはなるかもしれないが

そうやって自分で発見し、体得していくから面白いし、

忘れないのだよね(^^)

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今日も気持ち良い天気だ。

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