
ウォーミングアップ
2020/12/03
駅のホームで電車を待つ数分に寒さを覚えるようになった師走。
中学生の生徒さんのレッスンは
今週も各部をリーダーにした
アイソレーション的なウォーミングアップから。
数分動くだけで、そこそこ心拍数も上がり身体も温まってくるし
うまくできるできないに関係なく
バレエにあまり出てこない動きがあるのも面白いのか
ウフフと笑いが溢れてくる。
前回より膝の屈伸が自然に動きに馴染むようになってきたが
肩をリーダーにした動きではまだぎこちなさが出て
「あれ?どうしてだ?」と考えているようだった。
そのウォーミングアップを通じて
肩先でなく、肩甲骨の動きに気付いて行くこと
そして、どの方向への動きが苦手なのかに気付いて行くことなども
続くレッスンへの布石で
思考のウォーミングアップでもあった。
一通りレッスンが終わった時に
アームスを上げて行く時
右肩関節でクリック音がするのはどうしてだろうと
改めて生じた問いがスルッと言葉になって出てきたので
少し時間を延長してその問いについて
胸郭や肩甲骨、胸椎の動きから一緒に考えていった。
ウォーミングアップのなかで感じた
動きにくさと関係している働きと
クリック音の原因が
彼女の中で結びついたようだ。
腕や肩関節の動きを
肩甲骨、胸郭、胸椎との協調性の中で
捉えていく芽がまた少し成長した冬。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント