
in fragments 1/12
2021/01/12
初雪になるだろうかと
スタジオへの移動に影響が生じることを
少し案じもした昨晩だったが
ありがたいことに青空が広がる朝が訪れた。
今は、日本語の構造についての
ユニークな本を読んでいる。
タイトルは『日本語は神である: 日本精神と日本文化のアップダウン構造』と
いかにもスピ系のようでありながら
カントと合気を学び
長年技術飜訳に従事していらしたという筆者の
本来の日本語の構造が持つ意味についての学際的な考察は
極めて論理的で、所謂「トンデモ本」の類に
括れるようなものではないと思う。
「神」の部分は「宇宙秩序」「自然」「無意識」など
何か違う「見えない世界のハタラキ」とか
個々が抵抗を覚えない言葉に置き換えて
読んでみても良いのではないだろうか。
私はnatureの翻訳語としての自然ではなく
筆者のいう「自ずから然り」の自然のハタラキとして
その「アップダウン構造(対化を統合するハタラキ?)」を捉えつつ
この本を読み進めながら
日本語を再考することを楽しんでいる。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント