Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

神経が通うってこういう感触なのかもな

と、レッスン後に歩きながら思ったというお話があった。

 

その日は、下肢で色々な8の字を描くワークをした。

小さく、大きく、ゆっくり、素早く、

ワルツのように、スタッカートのように・・・

薄紙に筆で描くつもりで動かしてみる。

 

描く感触も、軌道も

右と左では随分と違う。

 

不器用だと感じる方は

脇の抜けた腕で習字をしているみたいだし

膝や足首、足裏にも妙なところで力が入ってしまうのに

股関節は笑っちゃうくらい

中心が定まらない感じだと言いながら。

 

やっている最中は

不器用さばかりが感じられたかもしれない。

 

けれども、その後

歩いたり、階段を登ったりする度に

鈍かった方の関節のありかが

それまでよりクリアに感じられたり

身体の重さを支えるために

素早く反応してくれることが

感じられたのではないだろうか。

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