Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

我が家の高齢犬の容態がこのところ急に悪くなり

進行性網膜萎縮症で全盲なところに加えた

動きの衰えや昼夜を問わずの徘徊に

何かと助けが必要だったり

ちゃんと呼吸をしているだろうかと

気にかけてちょくちょく目覚めるせいだろうか

まるで新生児の育児中のように

何となく一日の区切りが曖昧な数日が過ぎた。

 

保護犬なので正確な年齢はわからないが

少なくとも14歳は超えているので

どこかで覚悟はしつつも

食や排泄への意欲や

覚束ない足元でも動こうとする姿に

彼の「生きよう」とする意思

いや、本能を強く感じるので

今回はきっと大丈夫という気がしている。

 

一昨日辺りが一番弱っている感じだったが

今日は暖かい時間に少し外を歩くこともできた。

揺らすケアなどもしているが

日光を浴び、土の上を歩き、風を感じる

自然の刺激が何より心地よいようだ。

 

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もう、みな散ってしまったと思っていたが

今、ひっそりと咲く桜の花にも

エネルギーをもらったような午後。

 

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