
生きようという本能
2021/04/28
我が家の高齢犬の容態がこのところ急に悪くなり
進行性網膜萎縮症で全盲なところに加えた
動きの衰えや昼夜を問わずの徘徊に
何かと助けが必要だったり
ちゃんと呼吸をしているだろうかと
気にかけてちょくちょく目覚めるせいだろうか
まるで新生児の育児中のように
何となく一日の区切りが曖昧な数日が過ぎた。
保護犬なので正確な年齢はわからないが
少なくとも14歳は超えているので
どこかで覚悟はしつつも
食や排泄への意欲や
覚束ない足元でも動こうとする姿に
彼の「生きよう」とする意思
いや、本能を強く感じるので
今回はきっと大丈夫という気がしている。
一昨日辺りが一番弱っている感じだったが
今日は暖かい時間に少し外を歩くこともできた。
揺らすケアなどもしているが
日光を浴び、土の上を歩き、風を感じる
自然の刺激が何より心地よいようだ。
もう、みな散ってしまったと思っていたが
今、ひっそりと咲く桜の花にも
エネルギーをもらったような午後。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント