ざっくりと「面」や「フォルム」で稽える
2021/04/04
レッスンの際、よく
ざっくりと面やフォルムで稽えるヒントを
提供させていただくことがある。
【稽える】かんがえる. 物事を突き詰めて考え合わす。寄せ集めて引き比べる。
「稽古」という言葉にも
この「稽える」の漢字が使われているように
赤ちゃんの動きや動物、爬虫類などの動きにも習いながら
行為を伴って考え合わせるという意味を含んで
タイトルに「稽える」という漢字を用いた。
例えば、同じ這う動きのグループでも
上の腹つき這いのワークの中での背骨の動きと
下のずり這いのワークの中での背骨の動き方は違う。
解剖学の用語に、
前額面(前頭面)・矢状面・水平面という言葉もあるが
要は、人体をどの面で切り分けて捉えるかということで
下図右の青で描かれた面なのか、
赤の面なのか、緑の面なのかということを
イメージできれば良いと思う。
腹つき這いでの背骨の動き
ずり這いでの背骨の動き
それぞれ、どの面での動きが中心だろうか。
また、寝返りの動きの際は
図の下のような筒に見立てたイメージも役に立つ。
あるフェーズでつっかかってしまうとか
力んでしまって
Bendingの動きになってしまうような時は
頭部の動きの見直し以外にも
水平面で切り分けた円で稽えてみると
忘れられた働きに気付くことができるかもしれない。
赤の矢印の動きに意識が向いている時
同時に青の矢印の方向へも動きは起こっている。
その青の方向へ動かす働きが協力したら
転がる動きはよりスムーズに、楽にならないだろうか?
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