Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

レッスンの際、よく

ざっくりと面やフォルムで稽えるヒントを

提供させていただくことがある。

 

稽える】かんがえる. 物事を突き詰めて考え合わす。寄せ集めて引き比べる。

 

「稽古」という言葉にも

この「稽える」の漢字が使われているように

赤ちゃんの動きや動物、爬虫類などの動きにも習いながら

行為を伴って考え合わせるという意味を含んで

タイトルに「稽える」という漢字を用いた。

 

例えば、同じ這う動きのグループでも

上の腹つき這いのワークの中での背骨の動きと

下のずり這いのワークの中での背骨の動き方は違う。

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解剖学の用語に、

前額面(前頭面)・矢状面・水平面という言葉もあるが

要は、人体をどの面で切り分けて捉えるかということで

下図右の青で描かれた面なのか、

赤の面なのか、緑の面なのかということを

イメージできれば良いと思う。

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腹つき這いでの背骨の動き

ずり這いでの背骨の動き

それぞれ、どの面での動きが中心だろうか。

 

また、寝返りの動きの際は

図の下のような筒に見立てたイメージも役に立つ。

あるフェーズでつっかかってしまうとか

力んでしまって

Bendingの動きになってしまうような時は

頭部の動きの見直し以外にも

水平面で切り分けた円で稽えてみると

忘れられた働きに気付くことができるかもしれない。

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赤の矢印の動きに意識が向いている時

同時に青の矢印の方向へも動きは起こっている。

その青の方向へ動かす働きが協力したら

転がる動きはよりスムーズに、楽にならないだろうか?

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