Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

昨日の記事を読んだ若い生徒さんが

早速、実験をして

脊柱起立筋の働きの左右差を

触れながら確認したそうだ。

 

だが、もっと素晴らしいのは

では、なぜそうなるのかと

さらに考え、検証していったということ。

 

彼女は、胸郭と骨盤の相反する回旋に気付いた。

胸郭の形状の左右差が比較的少ない彼女にとって

それはとても小さな動きだが

肋骨に触れながら

あるいはASISに触れながら

それを確認し

「そうか、体幹がねじれる動きになるんだ。」

という考えに至ったと。

 

そして、そこから

股関節や下肢の動きへの影響も

過去のワークでの経験と重ね合わせて

感じ取ることができたそうだ。

 

いつか、でも

そのうち、でも

次の機会に、でもなく

なぜ?が立った時に行動し、考えを発展させていく。

 

私はこういう過程が

とても尊いと思う。

 

一見関係ないような物事の間に

共通するものを見出す経験から

それらを統合する概念を創出できる知性は

葛藤することもなく与えられた考え方ややり方や答えを

集めただけでは育たない。

 

ちょっと検索すれば

たくさんの情報を得られる世の中だが

答えらしきことや

近道だけを求め集めるなら

多すぎる情報は無きの如くではないだろうか。

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金木犀も咲き始めた。

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