Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

壁を使ったダイナミックアーチのワークがあるが

ある生徒さんが

以前観た映像でケニアのランナー達が

なぜそのワークを根気強く続けているのか腑に落ちたと

彼女は今、毎朝そのワークを行い続けているという。

 

「なぜ」という問いが立たなければ

おそらく何となく眺めて終わったかもしれないが

遠い異国で人生をかけて切磋琢磨している人たちが

ごく限られた稽古の機会から何かを感じ取り

自主的に持続しているのには

きっと意味があると考えたことが

心の片隅にあったのと

最近行なった別のワークを続ける中で感じたこととが

点と点を結ぶようにつながったのだと。

 

それは当時留学を予定していた彼女の

自律への意識が高かったのもあるだろうが 

抱いた「なぜ」を

熟成するまで保留する力も

自ら考え実践していく力も

彼女の中で随分と育まれたようだ。

 

「室内で行うより

外で大きな樹や土の感触を感じながらするのが好き」

だという彼女。

 

私も同感だ。

 

桜の手触り、欅の手触り

もしかしたらアフリカの大地では

アカシアの手触りを感じながら

ワークしている人もいるかもしれないね。

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まだ暑い日は訪れるのかもしれないが

河川敷の景色も、虫の音も、秋の気配。

柔らかな光の中で

水辺を歩くのはやはり心地よい。

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