
ロッキングの応用
2021/11/27
朝晩のキリリとした空気が、街道沿いの木々をいっそう鮮やかに染め上げた錦の美を堪能しつつ、出張先の調布へ向かった木曜日。
今月はウォーミングアップを兼ねて、ロッキングとキャットワークを組み合わせたようなワークで、背骨を波打つように動かしていくことからスタート。
目の動きと頭の頷きの要素も含まれているので、前庭系を活性化しつつ、背骨はもちろん、肩関節、股関節をはじめとした全身の関節を、前後に揺れる中で統合していくごくシンプルな動きだが、やってみると案外、身体のどこかで微妙な回旋が生じていたり、目と頸の動きの協調がぎこちなかったりする。
その動きのノイズは、どこのどのような働きの過不足から、あるいはタイミングから生じているのだろうか。
小さな子どもたちは自らの発達に必要なことを自然と欲するように、ブランコやロッキング遊具だけでなく、こうした前庭系の発達にも働くシンプルな動きを好むが、それは情緒とも関わりがあるという。
その内的欲求を掻き立てられるような環境や自由な遊びの機会を、子どもたちは今どれだけ持てているのだろう。
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