
0ポジション
2022/02/19
肩関節の0ポジションということがよく言われるが
『股関節 協調と分散から捉える』という書籍の中で
股関節のそれに相当するポジションについての考察があった。
股関節屈曲60度付近(50°〜70°)と思われる
ということで、そう思われる根拠が
そのコラムの中で解説されているのだが
ハイハイの動きをそのような観点からも考えてみると
面白いのではないかと思う。
床からの反力が
最も省エネで寛骨に渡されて
体幹を前へと推進させていくポジション。
そして
肩関節の0ポジションでも
肩甲骨と胸郭の間の関節(肩甲胸郭関節)の安定が大事なように
寛骨と仙骨の間の関節(仙腸関節)の安定性も
その推進力の受け渡しには大切で
それらはいずれも「面」で支える関節ではないだろうか。
また、長内転筋のように
股関節の屈曲角度によってその作用が変わる筋の働きも
その0ポジションあたりを境にしているということも
ハイハイの中ではよく感じられるから
改めてその働きを体感してみると良いと思う。
この本、表紙のBonnie Hofkinさんのイラストも素敵♪
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