出会い
2022/04/17
食事をしに行った小さな店でたまたま隣席になった
日本語が大変流暢なアメリカ人の方と話が弾んだ。
きっかけは犬の話題だったが
(氏がサンフランシスコで飼っていた犬も目が見えなくなったそうだが、機能の一つを失っても溢れる野生の力に感嘆したエピソードなど)
アートや文学に造詣の深い方で
音楽、映画、文学、哲学等々色々な話題で
楽しいひと時を過ごすことができた。
お仕事を伺ってみると
日本のモダニズム/現代詩人の英訳や、
経済レポートの翻訳などもなさっていらっしゃるとのこと。
そのエリック・セランド氏の訳書の中で、
心惹かれた1冊を取り寄せてみることにした。
平出隆氏の『若い整骨師の肖像』という詩集から、巻頭の作のバイリンガル版。
原詩とエリック氏の訳詩を味わえる楽しみもあるし
https://bigakko.jp/sp/hiraide/01.htmlの
インタビュー記事を拝読して
博物細密画を学ばれた平出氏の
細密になっていけばいくほど、現実を超えていくというのは、これもパラドクスではありますが、自然なパラドクスなんでしょうね。
自分の意識が対象に流れ込み、戻ってくるような気がして、また醒めもする。「虚のきわみ」といったのはそういう感覚におちいる地点のことでもあります。
という言葉が印象的で、そういう眼差しを持った方が
整骨師という身体に関わる職業の若者について
どのような言葉を紡がれるのだろうととても興味深かったから。
若い整骨師の肖像(はじめの光景 PORTRAITS OF A YOUNG OSTEOPATH
https://viawwalnuts.official.ec/items/3560923
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