Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

生まれたばかりの赤ちゃんは腹式呼吸

残った課題の答えはきっと

産声を上げたその時の在り方にあると

「呼吸」を改めて探究していたこの頃。

  

かつてこんな風に

ダイナミックに動く横隔膜を

感じたことがあったろうかと

その感触や連動を味わう内に

またひとつ滞りが

内側から解けていくのを感じた。

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そういえば

昔読んだ本の中で

マリカ・ベゾブラゾワ先生の体験が

綴られていて

当時は、そんな事もあるんだと

なんとなく読み流してしまっていたが

緩むというより、まさにその表現の如くの感触だった。 

 

「ある日のことでした。 私の背中は突然,バリ,バリ,バリとひびが入るような感覚が走ってリラックスしたのです。」

『偉大なるバレエ教師』G•W•ワーレン/大修館書店

 

私の場合は腰の一部だけれど

横隔膜が満遍なくしなやかに動くキャパシティを取り戻し

その小さな滞りがとれた事ですら

腹付き這いや壁ワークの様な

脊椎の矢状面の動きを捉えやすい動きでは特に

大きな変化が感じられ

また、その他のワークも歩行にも影響は及び

新たな感触や選択肢がふと訪れる様な事が

立て続けに起こりながら

点だった課題たちを結ぶ線がつながり合い

次第にカタチを成していく様な面白さを

実感している。

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バレエには確かに、バレエに適した呼吸があるが

やはりそれだけに偏ってしまえば

姿勢も動きも在り方も

それに居ついてしまう。

 

呼吸は意識的にもできるが

むしろ無意識的に作動している時間の方が長い働き。

そのキャパシティを取り戻すという事の恩恵は

予想を遥かに上回る様な気がしている。

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