
意識とダンスの間に
2022/06/02
意識とダンスの間に
バーレッスンの時は特に、正確な軌道をトレースするような感じだけど、ダンスの中では無意識に働いてるものとが協力しあってるんだって実感してます。
この前ダンスの先生が「意識とダンスの間にイノチが流れてきたね、いいよ」とコメントしてくれて、自分が感じる以上に、それが先生には見えてるみたいに思いました。
と、生徒さんからのメッセージ。
かつて、ロシアのベルンシュタインは
鍛治職人がハンマーで鉄を打つ動作の際
各関節の描く軌道は
熟練者ほどばらつきが多いということに言及した。
私たちはついそういった技を
正確な軌道の再現と捉えてしまいがちだが
実のところ、その精度は
無意識的な制御も含めた多様な働き合いの
コーディネーションによって支えられている。
「意識とダンスの間に流れるイノチ」
その表現に深く感じ入りつつメールを拝見した。
小臀筋
高校生活が始まり約2か月
実技の授業や舞台に向けての補講
バレエのお稽古と
週6ペースで動く週もあったり
通学時間が増えた事や
気候の変わり目も影響しているのか
色々疲労回復のためにやっているけど
疲れが取りきれないまま翌朝を迎えているというお話しがあった。
脚にも疲労感があるとの事だったけれど
今回は骨盤を横から支える臀筋のうち
1番深層にある小臀筋のしなやかさを
取り戻していくための
動きを使ったケアや、軽いストレッチ
安定性を高めるワークを中心にレッスンした。
疲労して硬くなり、働きが鈍くなっても
あまり自覚し難いのがこうした深層の筋肉だが
特に片脚でバランスをとりながら動く事の多いダンスでは
関節により近いところで機能が低下すれば
股関節周囲だけでなく、脚や腰等様々なところが肩代わりして働かなくてはならなくなる。
疲労を感じるのが脚だとしても
なぜ疲れるのか、フォーカスを引いて考えることも必要。
中臀筋と似たような作用をする小臀筋だが
大転子への付着の仕方は違うので
その走行に則したアプローチの工夫も大切。
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