
万華鏡の様に
2022/08/05
長女が結婚することになり
先方のご両親とお会いする機会があったりと
先月は何かと盛りだくさんな誕生月だったが
月末のバレエと弦楽四重奏を生で楽しめる舞台は
魂が潤う様なひと時だった。
CDの音源で練習し続けていたものを
本番間際のごく限られたリハーサルで
芸術家の生演奏とあわせて作品に仕上げていくのは
アマチュアのダンサー達にとって
どれだけ大変な事だったかも窺えたが
いつもより小さな空間の中でも
踊る喜びと音楽が万華鏡のように煌き満ちる
素敵な時間だった。
楽屋で先生とお話ししていた時
用事で部屋に入りかけたある生徒さんが
ドアが開き切る前から
「あ!門倉さんの匂いがする!」と
言ったのには笑った。
彼女が中高生の頃に身体のケアをしていたのだが
今もよく使うアロマオイルの香りを
敏感に感じとったのだろう。
今月の学生さんのレッスンは仙骨がテーマ
仙腸関節はけして大きな動きをする訳ではないが
その微かな動きが活かされるセンスは
パフォーマンスにも大きく影響するから
是非とも開発しておきたいし
それが掴めてくると
スパイダーや這うワークが
その大切な準備のプロセスであったことも
身をもって理解されることと思う。
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