
リセット操法
2022/10/12
先日の学生さんのレッスンでは、動診・再動診・記録の仕方までを含めたリセット操法の完全版を実践する時間をとった。
これまでその時のコンディションによっては、新正体法の操法のいくつかをレッスンの中で用いることもあったが、そういう使い方だけだとどちらかといえば対処療法的な手段のひとつとして捉えて終わってしまう。
けれども、動診・操法・再動診という形で設計されている新正体法の真価は、寧ろ動診にあり、また、それが習慣化される事にあるという事を伝えておきたかったから、手始めに1番シンプルなリセット操法から、改めて行っていった。
部分に偏らず全体を感じ、動き確かめてその時の自分の身体を知る動診、操法後の再動診で差異を感覚として確認すること、そしてそうした習慣があることで、どこかが不調になる前の自覚症状が無いうちに気付いて対処するチャンスにもなれば、自分の歪みの傾向を掴むことにもなり、またそこから日々の動きを見直すヒントを得られる事も少なくない。
若い人はそういうものを面倒に感じるかなと少し懸念もあったが、それも杞憂で動診結果を記録し、それを元に操法を決定するプロセスを面白く感じてくれたようだ。
これから少しずつシングル操法やダブル操法など、自分の状態に合わせて応用しやすい操法も伝えていけたらと思う。
深まる秋の中、這う動きの探求に過ごす。
まだまだ連動させ、開拓していく余地は沢山ある。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント