Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

春一番が駆け抜けた夜が明け

あたたかな日差しが降り注ぐ頃、

まだ少しぎこちなさのある

鶯の囀りが聴こえてきた。

 

春告げ鳥が練習を始める時期になったかと

暫く耳を澄ますうちにも、

その歌声は少しずつ滑らかになっていく。

 

庭のどこにいるのか

その姿は確認出来なかったが、

春先の小さなリサイタルに心和むひと時だった。

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戯れ動く

フェイスタオル程度の帯状の布と

戯れるように即興で動く。

掴まずに、アームスで布と対話しながら。

 

螺旋の様に巻き付いては離れる

布の触覚の助けも得て

運動を予期できる空間が少しずつ広がり、

関節の8の字の動きが引き出されていく。

  

体幹も股関節も膝も足首も、

もっと自由にその戯れに

協調していける余地がありはしないだろうか。

 

そんなことにも少しずつ意識を向けてみると、

例えば、体幹の反る動きは良く使われても、

屈む(コンストラクション)する動きや

半身を分ける様な動きは出難くかったり、

肘や膝は柔らかく使えなかったりと

動きの傾向が現れてきたりもするが、

布という制限があることによって、

引き出される自由を探していくひと時は

案外楽しいものだ。

 

 

 

 

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