
笑顔
2024/03/17
指回し・対立運動のワークや股関節クルクルなど、まずは分けて感じ動かす時間をとるが、
5歳児さんは真似てやるだけではすぐ飽きてしまう。
それでも、その動きを大人がサポートしてあげると、気持ち良さそうにリラックスして受け入れてくれる。
全身を使う大きな動きでは楽しさを
分離運動や感覚入力のワークでは、そうして動かすのが気持ち良いと感覚できる体験をたくさんさせてあげたい。
腹つき這いや寝返りは、最初の一往復は一人で。
飽きてきたら、ミニボールなども使ったり、2人1組でトンネルくぐりの様な遊びの要素を入れながら行った。
遊びの中に肘や手で身体を支え動く様々な要素が入っているから、小一時間レッスンしただけでも、床につく手がだいぶ開き指が伸びてくる。
ちょっと待ち時間があると、5歳児さんはミニボールに座ってぴょんぴょん跳ねて遊んだりもしている(笑)
お母様がたしなめようともするけれど、そういう自発的な遊びの中にも耳石器への刺激のような、発達に大切な要素が含まれていて、子ども達は自分に必要なことを本能的に知っているのだと思いますというお話しもした。
少なくともこの場は与えられたことをお行儀良く行うだけが学びではないから。
そして素敵なのは、お母様の素直な感動の表現。
手作りのブロックストリングスを使った両眼視のワークも少し取り入れたのだが、
どんな説明や誘いの言葉より、実際やってみたお母様の素直な感動の表現が5歳の幼児さんの心を動かす。
大好きなお母さんが心動かされた見え方の変化、私もそれを見てみたいという気持ちを自然と誘ってくれる。
そして、その発見を共有できた時の朗らかな母子の笑顔の美しさ。
これは親子クラスならではの、そして幼子のようなしなやかな感性をお持ちのお母様あっての展開だとしみじみ感じた。
その手のひらを青空に向かって開く時を
じっと待つような白木蓮の姿や、
風に乗って届く沈丁花の甘美な香りに春を感じる季節。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント