
かけがえのない時間
2025/03/10
父が退院してから、今のところ午前中は訪問看護の方が頻繁に来て下さる事が多いので、午後から夕方にかけて実家に通う日々。
ここひと月以上連日の病院への往復もあって、丈夫だけが取り柄のような私にも多少疲れが溜まっていたのか、数日前は痛みはないが珍しく歯茎の腫れも生じたりもした。
でも、何となく昨年買っておいたヨモギ茶が飲みたくなり、淹れてからルビーの世話などするうちにだいぶ冷めてしまったものをゆっくり口に含むように飲んだら、暫くしてその腫れが嘘のようにスーッと引いたから驚いた。
調べてみると確かにそういう用途で用いられることもあるよう。
ヨモギの力の有り難みを感じ、それを意図した訳ではなかっただけに、「ふと飲みたくなった」という身体の声にも改めて感謝したい気持ちになった。
大変な面は諸々あるのだけれど、でも看取りというかけがえのない時間を授かっている…そんな実感にいつも包まれているような、寂しさや切なさはあっても、それら全てを包容されている様などこか不思議なあたたかさをも感じるこの頃。
7日には長女も無事出産。
送ってくれた動画の赤子の微睡む姿に、生の始まりのそんな穏やかな時間が、自然の理に抗うことをしなければ、本来は生の締めくくりの時間にもあるものなのではないだろうかとも思い、またそうあって欲しいと祈るような想いになった。
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