Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

彼岸明けの日曜日は義父の墓参りを済ませ

ここ暫く積読になっていた本を読んだ。

 

『介護するからだ』

 

細馬氏の眼差しを通じて描写される

グループホームでの日々の営みからは

人と人との間にある言葉や動きの妙が

ググッと高解像度で目に浮かんでくるよう。

 

そしてそれは、介護のシーンのみならず

私たちの日常や、ダンスにも通じてくるようで

改めて「間」を考えたり

感じたりさせられた一冊。

 

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この本の中でも取り上げられていた

ダンスワークショップのエピソードは

細馬氏のサイトでも公開されている。

 

感じる身体、応える身体

特別養護老人ホームでのダンスワークショッ

プより

 

 

今日はお借りしていた介護ベッドを

搬出して下さる予定だが

この本を読んで

その前に一度そこに横たわり

父がその最後の日々に見ていた家や景色に

そこを行き交う私達家族の情景も重ねながら

眺めてみたい気持ちになった。

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