
花冷え
2025/04/01
雨に濡れた桜もまた美しい花冷えの1日
カレンダーも4月になったけれど
ここ数ヶ月の時間の感覚は
長短というより、その濃密さが
どこか常とは違ったからだろうか
まだ特別な時間の余韻の中にあるよう。
それでも、毎年春はそうである様に
先ずは足元から
冬の間の強張りを丁寧に解し
初めて触れるかの様に
感覚に自分を澄ませ
丁寧に整えていくにつれ
心身ともに地に足がついた居心地になってくる。
手で足に触れる、足で触れている手を感じる
そんな感覚に無心に集中する中で
今ここの自分の土台を確かにしていく様な作用があるのかもしれない。
そして、人生のレッスンを
また何か一つ終えた後の隙間には
身体の解け方にも
それまでに無かった様な感触を
ふと見出せたりもするから不思議。
もっと足を深掘りしてみよう
そんな意欲が湧いて来るのも
ここ暫くの経験からもたらされた
ヒントでありギフトでもある様な気がする。
出張講座の行き帰りに観た
一斉に舞い散る街道沿いの白木蓮のダンスや
実家の庭先の姫林檎の花
歌い始めたばかりの画眉鳥の鳴き声…
身近にある自然の美が
こんな時はより鮮やかに沁みて来る。
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