
重なり
2025/04/25
「間がさね」について綴った日に
一枚の葉書が届いた。
「重なり」の美を追求していらっしゃる
大森牧子さんの個展のご案内だった。
平面作品の中に繊細に重なる色彩や
シンプルで味わいのあるタッチから
生まれ出る奥行きがとても好き。
葉書の中の重なりを味わいながら
かつてはサロンにあり
今はチェンマイにある
その時々で様々な見え方をする
牧子さんの絵を思い浮かべると
遠く離れた場と時間に
スッと通路が開いたような感覚を覚えた。
詩の余白のように
作者からの一方通行ではなく
観るもののその時や記憶を
そこにスッと重ねられるような
懐の広さがある。
大森牧子 ー 狭間 ー
2025.5.9(Fri) - 5.24(Sat) s+arts
日・月・火曜休廊
12:00-19:00 最終日17:00まで
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