Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

七十二候では涼風至の時期だが
(路面の温度を拾ってはいるのだろうけれど)
夕方5時をまわった頃の
インパネのこんな数字を見ると
連日の猛暑を改めて感じさせられる。

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日が沈んでからもアスファルトからの熱気は暫く続くから
毛もじゃ短足犬のお散歩は控え気味のこの頃。
それでも、小さな川沿いの遊歩道は
緑陰と水辺の恵みで幾分涼しく
足元も暑くなっていないので
夕方買い物に出たついでに立ち寄る事も。

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世間はそろそろお盆休みだが
高齢の義母もいるので
特に出掛ける予定も無く
積読になっていた本をゆっくり読んだり
日常の中のささやかな非日常や
夕焼けと蝉時雨に包まれる時間など
身近なところでであう瞬間の美を
楽しむ日々となりそうだ。

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今読んでいるのは
ケイティ・ボーマン『Move Your DNA その動きが体をつくる!』
翻訳も良いのか読みやすく、
メカノトランスダクションについても丁寧に解説されている良書。
 

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運動に関しては、どんな種類であれ、運動を行うことであらゆる組織へ酸素を供給しやすくなるという考え方が優勢ですが、それは正しくありません。どんな種類の動きも、その動きに使われた筋肉を通る血液に限り、血流(酸素供給と老廃物除去)を改善するのです。もしあなたが、サイクリングやジョギングを日課にしていて、たくさん動いているとしても、良い効果があるのはその特定の運動で使う筋肉だけです。長期的に見ると、特定のパターンで体を酷使することで、ある部分は強くなりますが別の部分は弱くなってしまい、だんだんと故障が起こりやすい状況になっていくのです。

さまざまな動きを頻繁に行うことこそ、重要な生理的プロセスをはたらかせます。どれかの動きをやればいいと考えがちですが、そうではありません。食物が不足(あるいは、そんなことがあってはならないのですが、酸素が不足)すると、生体内で多数のシグナルが出て生理現象が現れるのと同じように、人々は自分の体という家で、痛み、不調や病気という形で発せられるけたたましい警告に囲まれながら暮らしているのに、その問題の根本に気づいていないのです。あなたが行ってきた動きは栄養の足りない食事や酸素不足と同じで、それが体全体、そして細胞レベルにまで影響を与えているのです。

ケイティ・ボーマン『Move Your DNA その動きが体をつくる!』東洋出版

 

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