Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

師走に入り、朝晩の空気も一段と研ぎ澄まされて冬らしさが増してきた。

Cc3b6234dd1f4d5cba64bcd691ff7f1a


今月の出張講座は「足」をテーマにする予定だが
 
家の中でも裸足で過ごす時間が減る寒い時期は特に、私自身も足裏のセンサーへの刺激の減少を補うために
足底への感覚入力やケアをマメに行う。

 
 
ひと口にメカノレセプター(機械受容器)といっても
その大きさやタイプ(どういう刺激にどの様に反応するか)や分布の仕方は皆同じという訳ではなく、
足裏の主要な受容器をざっくり表すと
 

●遅順応型
 刺激が長い時間続いても反応を維持
 ・テクスチャーに敏感な受容器
 ・皮膚の伸長に敏感な受容器
●速順応型
 持続的な刺激には反応しないが
 瞬間的な情報をキャッチ、瞬時に反応
 ・歩行時の様な低周波の振動や軽い触覚に
  敏感な受容器
 ・走行時の様な高周波の振動や深い圧力に
  敏感な受容器
  
の大きく分けて4つのタイプの受容器が存在する。

※振動について参考に

Our Perception of Impact Forces

I often ask my patients and professionals in my workshops how they think we perceive impact forces. The most common answer I get is - pressure. Although we associate impact and force with pressure we actually perceive impact forces as vibrations. The vibrations causes by ground reaction forces are set at a certain frequency that our muscles are programmed to respond to. Impact forces are perceived as vibrations.

『BAREFOOT STRONG 』by Dr Emily Splichal

衝撃力の認識

私はワークショップで患者さんや専門家によく尋ねますが、私たちは衝撃力をどのように認識していると思いますか? 最もよくある答えは「圧力」です。私たちは衝撃と力を圧力と結びつけて考えますが、実際には衝撃力を振動として認識しています。地面反力によって引き起こされる振動は、私たちの筋肉が反応するようにプログラムされている特定の周波数に設定されています。つまり、衝撃力は振動として認識されるのです。


 

113320ab7b344816a92180cf9eaec80e

メルケル触覚盤・ルフィーニ小体・マイスナー触覚小体・パチニ小体の図

大きさや形、存在する深さ等それぞれ違う
 


ミニマルシューズで不整地を歩いていても
特にテクスチャーに関しての感度は鈍りがちだから
それを補うツールも適宜用いながら刺激を与えたり
優しく触れる様なケアもしてから
ショートフットのワークやダイナミックアーチや蹲踞のワーク
スタジオであれば
丁寧なタンジュ、時にはスキップや軽いジャンプetc.で
様々なタイプの刺激を入れたりも。

 

加齢によってもセンサーの機能は低下する(感度や数の減少など)ので(涙)
やはり若い時以上にその機能を働かせる機会を持ち
日々のケアも大事にしていきたい。
 

C4c573825b734ff28d3b8d3ad477c576

 

 


 

コメント

この記事へのコメントは終了しました。