Baby Steps

ゆっくりと歩む日々の眺めと言の葉

電車の車内の冷房に肌寒さを覚える季節になったが、どの車両も換気のために少し窓が開けられているのが、効きすぎた冷房が苦手な私にはありがたい。

見渡した限りでは乗客のほぼ100パーセント近くがマスクを着用している異様さを、異様だと感じられる感覚は無くさないでいたいものだと思う。


詩人の残した簡潔な言葉は、私にとって思考のスペーサーだ。

つねに新鮮な関心をそそられるもの。それはそこで語られるものではなくて、そこでついに語られないもの、まだ語られていないもの、そこでとうとう語られなかったものは何か、ということだ。状況についても、あるいは歴史についても。

長田弘『感受性の領分』/岩波書店

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