in fragments 12/28
2020/12/28
今年の仕事納めは中学生の生徒さんのレッスンだった。
レッスンの最後の方で、今何か困っていることある?と尋ねたら
体育の授業で開脚前転を繰り返すようになってから
どうもデブロッペ・ア・ラ・スゴンドであげた脚を下ろしてくる際に
右脚の付け根が痛いという。
問題が生じているのは、一見、右股関節の周囲であるようだが
スタンディングレッグの側、つまり左の骨盤制御を見直してみてもらったら
痛みは生じなかった。
とりあえず、バレエの上での現在の問題は解決した訳だが
では、そのきっかけとなった開脚前転の動きのどのフェーズに
右股関節の痛みに繋がる疲労を生じさせるような身体操作があったのか。
と、あえて問いかけはしなかったが
たまたま、この冬休みの課題として出したワークも
その働きの過不足とリンクする要素が含まれているので
自分でそこまで掘り下げて行けるかなと見守っている。
こうした小さな問題を通じても
何に意識を向け、どう問いや仮説を立て
試行し、検証していくのか
という経験の繰り返しだ。
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